接続手続き
LT VB-COM HELP Samples

外部プログラムとの接続手続き

LT VB-COMと実行するプログラムの接続手続きについて説明します

LT VB-COMシステムの構造：

LT VB-COMによるプログラム設計において唯一の手続きが、この接続手続きです。

LT VB-COMは図のように、システム本体とその操作をおこなうためのCOM（Component Object Model）インターフェース（図の「リモコン」部分）から構成されています。

LT VB-COMのロード：

LT VB-COMを利用可能にするためには、この本体をAutoCAD LTにロードする必要があります。（ロードの方法につきましては「LT VB-COMの実行」を参照してください。）AutoCAD LTにLT VB-COMがロードされると、LT VB-COMのシステム本体がAutoCAD LTの内部に常駐する形になります。

このときLT VB-COMのシステム本体はAutoCAD LT上に常駐しますが、その操作をおこなうためのCOMインターフェース（図の「リモコン」部分）は、AutoCAD LTの外に出たままになります。

LT VB-COMの実行：

AutoCAD LTのロードされたLT VB-COMの機能を利用するためには、LT VB-COMのCOMインターフェース（図の「リモコン」部分）を利用します。COMインターフェース（図の「リモコン」部分）の「リモコン」を操作することで、LT VB-COMの機能を使用することができるのです。

このLT VB-COM用の「リモコン」はAutoCAD LTの外に出ているため、コンピュータ上で動作している様々なソフトウェアから操作することが可能です。この「リモコン」を操作するためには、VB（Visual Basic）やVBA（Visual Basic for Application）から操作する必要があります。そのため、VBA（Visual Basic for Application）機能のないAutoCAD LTからは、この「リモコン」を操作することはできません。

つまり、AutoCAD LT自身から、LT VB-COMを操作することは残念ながらできないのです。

LT VB-COMとの接続：

AutoCAD LTにロードしたLT VB-COMが、AutoCAD LTから使用できないことは残念です。しかし、これはAutoCAD LTの仕様上仕方のないことです。（AutoCAD LTには、プログラムによるカスタマイズ機能が存在しないためです。）

そのため、AutoCAD LTにロードされたLT VB-COMは、AutoCAD LT以外のソフトウェアのVB（Visual Basic）またはVBA（Visual Basic for Application）から操作することになります。先に説明したように、LT VB-COMのCOMインターフェース（図の「リモコン」部分）はAutoCAD LTの外に出されています。そのため、様々なソフトウェアから操作が可能なのです。このように、AutoCAD LT以外のソフトウェアのVB（Visual Basic）やVBA（Visual Basic for Application）でLT VB-COMを操作する手法は、「ActiveXオートメーション（または、オートメーション）」と呼ばれ、ソフトウェア同士を接続して大きなシステムを作成するための便利な概念になっています。

このとき、様々なソフトウェアからLT VB-COMのCOMインターフェース（図の「リモコン」部分）を利用するために必要な手続きが、この「接続手続き」になります。コンピュータの中にはLT VB-COM以外のCOMインターフェース（「リモコン」）も数多く存在します。その中からLT VB-COM用のCOMインターフェース（図の「リモコン」部分）を見つけ出して使用するためには、やはりそれなりの手続きが必要なのです。

LT VB-COMのCOMインターフェース（図の「リモコン」部分）と接続するためには、VB（Visual Basic）またはVBA（Visual Basic for Application）の中で以下の記述をしなければなりません。

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　　　'外部プログラムとの接続手続き

　　　Dim obj As Object　　　　　'（外部プログラムとの接続手続き保存用）

　　　Set obj = GetObject ( ,　"LT_VBCOM.Application")　

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Visual Basicの標準関数「GetObject」を使用し、LT VB-COMのCOMインターフェース（図の「リモコン」部分）の名前「"LT_VBCOM.Application"」を指定します。この1行の手続きだけで、すぐにLT VB-COMのCOMインターフェース（図の「リモコン」部分）と接続が実現できます。

このCOMインターフェース（図の「リモコン」部分）との接続が実現できて、初めてLT VB-COMが使用できるようになります。