AutoCAD をプログラムによってカスタマイズする方法についてご紹介! |
AutoCAD VBA
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概要 | |
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特徴: ・Microsoft社「マクロ」と同じです ・システムの連携が簡単です ・図面データベースの操作が中心です ・ユーザ入力の強化は苦手です ・オートメーション機能も利用できます |
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AutoCADの構造 | |||
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図面データベースの操作が中心です |
AutoCAD VBAは主にAutoCADの図面データベース内に存在するオブジェクトの操作が中心となります。これはAutoCAD VBAによる操作の基本が、「AutoCAD」ではなく、図面データベース内の各オブジェクトにあるからです。VBAによる開発は、「リモコン」操作と似ております。対象のソフトウェアが実装している「リモコン」のボタンをVBプログラムで操作し、やりたいことを実現する考え方です。AutoCADの場合は、この「リモコン」をAutoCAD本体が提供しているのではなく、図面データベース内の各オブジェクト1つ1つに「リモコン」が実装されております。そのため、AutoCAD VBAの設計の考え方は、自分の操作したいオブジェクトを「リモコン」で探し、見つかったオブジェクトに対しても「リモコン」で操作をすることになります。 |
ユーザ入力の強化は苦手です |
AutoCAD VBAによる開発は、「リモコン」操作と似ております。そのため、「リモコン」が存在しないとプログラムで操作はできません。AutoCAD VBAの操作の中心は、図面データベース内の各オブジェクトのため、それ以外の部分にはあまり「リモコン」は存在しておりません。AutoCAD標準の入力方法につきましては、一通り揃ってはおりますが、入力の方法自体を制御することやリアルタイムでのドラッグ(カーソルによる図形移動)の制御やカーソル情報の取得などはできません。この点から、AutoCAD VBAではあまり高度なユーザ入力制御はできませんのでご注意ください。 |
オートメーション機能も利用できます | ||
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