Polymorphism

AutoCAD サポートファイルのカスタマイズについてご紹介!

サポートファイル
AutoCAD Customization Files


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線種
線の表示を制御する「線種」は、線の描画(ペンダウン)、線を描かない部分(ペンアップ)、点を打つ部分(ドット)の3種類で基本的に構成します。この3種類の状態の順番と距離(長さ)を組み合わせ、この内容を専用のファイル(拡張子「.LIN」)にテキストで記述することで、その線の種類(線種)を簡単に定義できます。最近では、ペンアップ、ペンダウンだけではなく、間に記号や文字などのパターンも使用できるようになっています。

ハッチングパターン
図形の閉じられた領域に一定のパターンを割り当てる「ハッチング」機能の規則的な「パターン」を定義できます。ハッチングパターン専用ファイル(拡張子「.PAT」)に線種のような「ペンアップ」や「ペンダウン」、パターンの角度や間隔などをテキストで記述ことで、簡単にパターンが作成できます。

シェイプ・フォント
これは、使用頻度の高い簡単な矩形や、記号、文字などを図形で描くのではなく、「シェイプ」や「フォント」という基本的な形状のデータで表示するものです。使用頻度の高い文字や記号をこの「シェイプ」や「フォント」で表現すると、作図が単純になり、図面のサイズも小さくなります。
これも作成したい「文字」や「記号」の「ペンアップ」や「ペンダウン」による移動距離と、その方向を専用のファイル(拡張子「.SHP」)にテキストで記述するだけです。(実際に使用するためには、「シェイプのコンパイル」作業を実行し、拡張子「.SHX」のファイルを作成する必要があります。)

スクリプト
図には紹介していませんが、テキストファイルに記述したAutoCADコマンドとその入力内容を、自動的に実行してくれる「スクリプト」という自動実行機能もあります。
これは、AutoCADにキーボードから入力する手順と同じ内容を、専用のファイル(拡張子「.SCR」)に記述するだけです。AutoCAD上で「スクリプト実行」のコマンドを利用し、スクリプトファイルを指定すると、その内容に沿って自動的に実行ができます。